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広報戦略の発想法

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真の影響力を発揮するために(6)

"日産リバイバルプラン(以下NRP)"推進にあたって、
「日産らしさ」というブランドアイデンティティのもとに
一貫性のあるコミュニケーション戦略の構築に取り組みました。

そのためには、イメージではなく、日産の真の経営、真の開発思想を
いかに伝えていくかという透明性をテーマにし、
「言ったことはやる=コミットする」という有言実行のプロセスを
企業レベルで、個々の従業員レベルでも推進していく必要があったのです。

 

ちなみにNRPの作成に際しては、いっさい外部スタッフを導入することなく
社員のみで行っています。
これはゴーン氏が「社内の問題の解決策は必ず社内にある」と
考えているからであり、NRPはまさに日産社員の、日産社員による、
日産社員のためのプランだったからです。

 

NRPはそのインパクトから、世間ではゴーン氏が作成した大いなる
リストラ計画だと思われている向きがあります。
しかし、NRPの核となる部分は三つのコミットメント(必達目標)でした。
会社全体がこの目標を達成するために、力を集結していくために
コミュニケーション強化に力を注いだのです。

 

「コミュニケーションは業務をマネジメントしていくうえで、重要な武器である」
と考えるゴーン氏は、社外に対する広報と同時に社内広報を重視し、
社員間コミュニケーションの活性化を目指しました。
 

しかし、日産自動車は従業員数3万人(グローバルでは12万人)を数える
超巨大企業。いくら社内広報を充実させても、
それだけではコミュニケーション力は上がらず、
結果としてコミットメントも難しくなってしまいます。
社員の意識を一つのブランドに集結し、全員が同じ方向を向いて
力を合わせていかなければ目標は達成できないのです。

 

そこでまず行われたのが、ブランドアイデンティティ(BI)の確立だったのです。

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