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キーメッセージの策定プロセス

キーメッセージの策定プロセス

 

キーメッセージは具体的にどのように作り上げていくべきなのでしょうか?
キーメッセージとは様々なコミュニケーション活動の基本となるものであり、
情報発信の要です。布教活動の「バイブル」のようなものです。
ビジネスの目標達成の成否にもインパクトを与えるものです。
そうであるからこそ、最初に述べたように、論理的な策定プロセスが必要と
されます。

   キーメッセージを策定するステップは大きく以下のとおりです。

 

   【ステップ5段階を図式化】

   ステップ1 目的の明確化
   ステップ2 対象(オーディエンス)の明確化
   ステップ3 対象(オーディエンス)の分析
   ステップ4 ポジショニング
   ステップ5 キーメッセージの作成

 

   では、こうしたプロセスがどういった意味を持つのか、今後
   ステップ毎に見ていきます。

 

   ●ステップ1 目的の明確化


   まず重要なのは、そもそも自分たちは何をしたいのか、あるいはどんな課題
   の解決を迫られているのか、を明確にすることです。この目的が達成される
   ような戦略メッセージを生み出していくことこそがキーメッセージ策定プロ
   セスです。従ってこの目的が曖昧だったり、ブレていたりすると、キーメッ
   セージは一向に生まれて来ないか、または実行力の欠けたものになります。

 

   ここで大切なのは、広告宣伝や広報などのいわゆるコミュニケーション担当
   部門だけではこのステップの完了は不可能だということです。
   商品やサービスであれば企画部門やマーケティング部門、企業戦略であれば
   経営戦略部門やトップを含むマネジメントの参画が不可欠です。


   ●ステップ2 対象(オーディエンス)の明確化


   目的(何をしたいのか)が明確になったら、次はその目的を実現するために
   は誰に働きかけたら良いかを明確にしなければなりません。この対象者が
   「オーディエンス」であり、「目的実現のために行動を変えてもらう必要の
   ある相手」ということになります。おそらくここでまず思い浮かぶのが
   「顧客」です。

 

   例えば目的が「売上の20%アップ」であったとしたら、その実現のためには
   「お客さんが自社商品を買ってくれる」という行動が不可欠です。
   これは理にかなっていて正しいことではありますが・・・・、
   世の中はそんなに単純なものではありません。

 

   例えばマスコミの場合。自社商品を理解してもらって記事に書いてもらえれば、
   当然それは売上に寄与するでしょう。あるいは取引先や販売店はどうでしょうか?
   彼らの行動はめぐりめぐって売上に結びつきます。また目的がもっと広く、企業
   戦略に関わるものだったらどうでしょうか?オーディエンスはもっと多岐に渡り
   ます。マスコミをはじめ、アナリストや、専門領域であればその分野の権威、
   行政や地域社会...さらには自社の社員も重要なオーディエンスだといえます。
   社員には「自社の戦略や強みを理解して、やる気を高める」という行動変化が求め
   られます。よくよく考えたら、「目的実現のために行動を変えてもらう必要のある
   相手」は実は社員だった、という笑えないケースも少なくありません!

 

   皆さんもう一度、じっくりと考えてみましょう。

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