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広報戦略の発想法

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目に見えないことを強みにせよ5

社会やビジネス環境の変化、そしてお客さんの見る目の変化などによる
情報発信の考え方の進化。また、法人化に象徴されるように、病院や
学校は独立経営による生き残りをかけたマーケティングの発想、広報戦略の導入。

こうした背景から、マーケティングの発想によるコミュニケーションが
重要になってくるわけですが、これらのサービスに共通する、非常に
難しい側面があります。

 

それは、そのサービスの中身が「目に見えにくい」ということ。
もちろん、病院施設やキャンパスの設備、専門事務所が作成する資料や
書類などは目に見える提供物かもしれません。ですが、これらのサービ
スの本質は、そうしたハード面ではなく、専門的なソフトサービスに
あるのです。

 

治療や教育の行われ方や、コンサルティングの進め方など、目には見え
ないプロセスにこそ価値があります。しかし、独自性や優位性が
「目に見えない」部分にあればあるほど、その内容と価値を伝えること
は難しくなります。

 

これが食べ物や化粧品や車などの消費財であれば、伝えるべき対象であ
る商品は「目に見えて」「標準化されて」市場に流通しています。

 

商品自体の特性はひとつしか存在し得ません。ある緑茶飲料のカテキン
の含有量が500mgであることや、ある自動車の排気量が2000cc
であることは、事実として消費者の誰もが認識できるものだからです。

 

ところが、対象が目に見えないサービスの場合は、こう簡単にはいきま
せん。そもそも、専門的なサービスや閉鎖的なサービスは、

 

・情報が少ない。
・複雑で分かりにくい。
・何を基準に選んだら良いのか分からない。

 

その結果、商品の代わりに世の中に流通してしまうものがあります。
それはそのサービスに対する「評判」。

 

目に見えない、実体がひとつに定まらないのがこうしたサービスのため、
判断基準のよりどころが、実際にそのサービスを享受した人や企業の満
足度にかかってしまうのは当然です。

 

目に見えないサービスの提供者にとって、「評判」の扱いは、メーカー
であれば流通させる商品の扱いと同じくらい重要であり、またビジネスに
大きな影響を与える要素です。

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