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目に見えないことを強みにせよ4
大学や病院、また、大型化が進む弁護士事務所や会計事務所、近年ますます細分化が進んでいるコンサルティングサービスの領域。
こうした業界で、広報戦略的なコミュニケーションの重要性が高まっています。
それはなぜでしょうか。
まずひとつは、大きな環境の変化、すなわち、
社会の変化やビジネス環境の変化、お客さんの見る目の変化などによる
情報発信の考え方の進化が挙げられます。
公共性や専門性が高いことを理由に限られていた情報発信が、
より開示を求められるようになってきました。
透明性の向上という意味では、度重なった病院における医療ミスや
会計監査の不祥事など、諸処の社会問題も無関係ではないでしょう。
もうひとつの大きな理由は、
これらの領域におけるマーケティング発想の導入です。
法人化に象徴されるように、これからの病院や学校は、
独立した経営による生き残りが求められます。
「稼いでなんぼ」の民間企業と同様、自分たちが取り組む研究や
教育、医療を、提供する「サービス」として捉え直し、
学生や患者を「お客様」として見直す。
そして、より質の高いサービスをより広く提供することで、
自らの収益を確保し、また社会にも貢献する。
そのためには、どんな人たちのどんなニーズを捉え、
そこに自らのサービスをどう売り込んでいくか、
というマーケティングの考え方が不可欠となるのです。
つまり、「自社のメッセージをどうマーケットに伝えて影響力を及ぼすか」
という本書のテーマの重要性も増します。
こうした発想は、弁護士事務所や会計事務所などのサービスでも
これまで充分に行われてきませんでした。




