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広報戦略の発想法

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目に見えないことを強みにせよ2

民主党が政権交代をかけて望んだ2003年の「マニフェスト選挙」。
この選挙には、民主党からのどんなキーメッセージがあったのでしょうか。

それは欧米に見られるような「二大政党制の重要性」。
米国の共和党と民主党のように、
異なる二大政党が具体的な政権公約を掲げて政権を争います。
具体的な政策案や目標が、国民の支持を得られるかどうかが勝負です。
そして、そのキーメッセージを有権者に認識させるために、
民主党は独自の世界=自らの「土俵」を打ち出したのです。
それが「マニフェスト」。

 

このマニフェストという国民やメディアにとって
斬新な考え方を打ち出すことによって、世の中の目を衆院選に向かせ、
結果的に民主党の考え方や公約に対する理解を促進したのです。

 

こうした戦略は「世論を動かす」という単純な目で解釈されがちです。
しかし、これまで見てきたように、
コミュニケーションの本質とは「一方的な主義主張の伝達」ではありません。
マニフェストを中心にすえたコミュニケーション戦略は
非常に民主主義的な手法なのです。

 

「国民は何を望んでいるか」ということ、つまり国民が「知りたいこと」
を意識したうえで、政党が「言いたいこと」を伝える。
これは今まで特に日本の政治が不得手としてきた方法論です。

 

「政策」「党の考え方」「日本の未来」――どれも目には見えにくいもの。
だからこそ、「これらをどうやって伝えるか」という工夫がものをいいます。
具体的な政策立案はもちろん、こうしたコミュニケーション戦略、広報戦略も、
民主党の大躍進をもたらした一因なのです。

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