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事例 患者さんの「ストーリー」を世の中へ
「関節リウマチ」という病気をご存知でしょうか?
いきなり言われても、多くの人は、まったく具体的なイメージを描くことは
できないかもしれません。
「何となく痛そうなイメージはある。でもどのぐらい痛いのかは知らない」
「おばあちゃんが温泉に行って治療する病気でしょ」
一般的なリウマチのイメージはせいぜいこのようなものでしょう。
自分は患者ではなく、周囲にも患者はいない。仮にいたとしても、彼らの痛み・
つらさを想像することができない。世間と「関節リウマチ」患者との間には、
それほど大きな接点がないのです。そして残念なことに、健康な人々の無理解は、
リウマチ患者にとってもうひとつの苦しみをもたらします。
熱があるわけでもなく、咳こんでいる様子もない。
歩けないほど困難は感じていないようだし、リウマチの痛さなんて、まったく
自分の知るところではない。そうした無理解な人々の冷たい視線にさらされる
患者達は、人知れず精神的にも苦しんでいるのです。
関節リウマチは、世界人口のおよそ1%、日本でも70万人といわれる
患者が苦しむ「不治の難病」で、骨が破壊され関節機能が徐々に悪化します。
また、関節症状の他に、発熱、体重減少、貧血などの全身症状を起こすために、
家庭生活や社会活動にも大きな影響を与える病気です。そして関節リウマチは、
世の中に正しく理解されていない病気のひとつでもあります。
世界的な製薬会社のワイスは、そんなリウマチ治療分野のエキスパートです。
近い将来、欧米で効果を上げている新薬を導入する予定があります。
そこで、ワイスは「関節リウマチ」の正しい知識を世間に浸透させ、
健康な人々の誤解を解くことも自分たちの役割だと考えました。
リウマチは年寄りだけがかかる病気ではないし、関節の痛みで動けなく
なるのは決して怠けているわけではない。リウマチに悩む多くの患者が、
周囲の理解の下に医療機関での治療を受けられるように、不特定多数の人々に
関節リウマチの正しい知識を植えつけなければならない。
そのために取るべき手段は何か?
それは病気の名前を知らしめるための宣伝活動でもなく、また専門的な
リウマチ解説書の出版でもありません。
啓発活動のポイントは、「いかに関節リウマチが切実で辛い病気か
というストーリー」を広めることでした。
続きは次回の広報戦略の発想法で!




