『広報戦略を活用して、ブランドを構築する方法』を配布中。無くなり次第終了しますので、お早めに!
書籍紹介
広報戦略TOP > 広報戦略の発想法 > 「眠れる情報」の目を覚まし、ストーリー化する

「眠れる情報」の目を覚まし、ストーリー化する
情報は生き物です。生まれたり死んだり、一人歩きするし眠ったままの時もあります。
また、企業は常に何かを伝えたがっています。
ここで重要なことは、情報は目的と伝えたいメッセージが明確ならば、
それに沿って生み出せるということです。
人知れず眠る情報の目を覚まし、そこにより多くの人が共感できる物語を
加える。こうして誕生する「ストーリー」が、あなたのメッセージを広く
運んでいくことになります。
【物語とメッセージ】
人はみな物語が好きです。子どもの頃に夢中で読んだ童話や昔話。
勇ましい冒険小説に心躍らせたり、甘美な恋愛ストーリーに憧れます。
歴史の教科書より大河ドラマのほうが感情移入できるし、難解なビジネス
理論書より企業小説は安定した人気があります。
人間は、「物語」というフォーマットには非常に惹きつけられれます。
感情にアピールするし、好奇心をかきたてられるからです。
同じ内容の情報でも、ストーリー性をつけるかどうかで、その飲み込みと
理解は全く異なってきます。世界中でベストセラーとなり、IBM、
アップル、メルセデス・ベンツなどの企業が社員教育に採用したことでも
話題となった『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン著)。
ご存知のように、この本は迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人が
チーズをめぐって繰り広げる物語です。しかし、この本の主題は
「私たちは状況の変化というものにいかに対応すべきか」であり、
シンプルだが深いメッセージが託された啓発書でもあります。
本田健氏のベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』も、人生で成功するため
のヒントとノウハウが込められた啓発書です。類書はけっして少なくない
が、同書がこれまでになく読者を魅了したのは、「アメリカのユダヤ人老富豪
と日本人青年の感動の物語」というストーリー形式がとられていたことに
あります。
いずれも素晴らしい内容であり、多くの人にとって大切なメッセージが
込められているが、果たしてそれをストレートな啓発書として世の中に
出していたら、これほどまでの影響力を持つに至ったでしょうか?
どちらもシンプルで共感しやすい「物語」として提供されていることで、
読者は自然にその世界に引き込まれ、その結果より多くの人々の共感を得る
ことに成功したといえます。
どんなに重要な情報も素晴らしいメッセージも、それをロジックや倫理観のみ
で受け入れることには限界があります。
良質な物語には深いメッセージが込められていることが多いです。
あるいは多くの人に伝えたいメッセージがあってこそ、結果的に素晴らしい
物語が生まれるのかもしれません。
伝えたい相手が感情を持った人間である以上、あなたのメッセージに「物語性」
を持たせることで、その影響力を何倍にも膨らませることが可能なのです。
続きは次回の広報戦略の発想法で!




