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"キーメッセージ"の構築要素!
前回、「キーメッセージ」とは、訴求したい相手がこちらの本質を理解し、意図に共感し、行動に至る説得性を持った言葉、つまり「キーメッセージ」とは、「口説ける文句」であるとご説明しました。
ではキーメッセージとは、具体的にどのような内容になっているのが望ましいのでしょうか?
企業そのものなのか、特定の商品やサービスなのかでその内容も
変わってきます。
しかし、有効なキーメッセージの構築にはいくつかの「基本」となる要素が求められます。
それでは、キーメッセージの3要素についてご説明していきます。
(1)キーメッセージの3要素
キーメッセージとは明解であるとともに、独自のものであり、
また説得力があるものでなくてはなりません。
そのために不可欠な要素が次に挙げる3つです。
①「先」を見せる:時代や社会の流れ、業界やビジネスのトレンドは何か?
② ソリューションを示す:自社が提供するもの、提供しようとしているものは何か?
③ 差別化する:なぜ他社ではなく、自社でなくてはいけないのか?
一般的な傾向として、企業のメッセージは「②ソリューションを示す」の要素にかたよりがちで、「①先を見せる」や「③差別化する」の要素はなおざりになっている場合が多くみられます。
例えば、仮にあるメーカーが高齢者向けのカーナビを開発、発表したとします。
「いよいよ我が社が自信を持って投入する新商品『ラクナビ』が登場します。
このラクナビは、世界初の『骨伝導ナビゲーションシステム』と呼ばれる機能を持ち、頭骨を通じて内耳に直接指示音を伝達できるカーナビです。それだけではなく・・・・。」
いかがでしょうか?
繰り返しになりますが、とかく企業のメッセージは独りよがりになりがちです。しかしこれはある意味、仕方のないことでもあります。
なぜなら、その世界(=業界)にどっぷり浸かっていると、企業トップから一般の社員まで、その世界の常識やトレンドを当たり前のこととして認識してしまうからです。
専門分野で真面目に取り組んでいればいるほどこうした傾向が強くなります。
大きな視野で見れなくなっているので、前提をスルーして、
いきなり企業戦略や商品の説明をメッセージングしようとしてしまいます。
当然、「そもそもどうしてその戦略が今有効なのか」や
「そもそもどうしてその商品が今望まれているのか」という話をしないで、
企業や商品の素晴らしさを訴えられてもピンとはきませんよね。
さきほどの商品「ラクナビ」について、キーメッセージの3要素を
バランス良く構成するとこのようなイメージではないでしょうか?
「ご存知のように、今世の中は高齢化社会に向かっています。
こうした傾向が進むと、当然高齢者ドライバーの増加という問題が出てきます。
そこで登場するのが我が社の新商品、『ラクナビ』です。この商品は世界初の
『骨伝導ナビゲーションシステム』と呼ばれる、頭骨を通じて内耳に直接指示音を
伝達できる機能を持っており、視覚や聴覚の衰えから来る情報誤認に対応します。
そしてこの技術を提供できるのは、我が社だけなのです。」
キーメッセージの構成要素に従ってメッセージを整理していくと、
その多くはこのような流れになります。ここでメッセージは
ひとりよがりな状態を脱し、幾分の説得力を持ち始めますが、
これだけでは実はまだ不十分なのです。
次に大切な要素、それは
「本当にそうなのか? なぜそんなことが言えるのか?」
というメッセージの受け手の疑問や懐疑への回答です。
次回は、そのあたりについてご説明します!




