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イシューブランディングはその「シナリオ」 がカギ -Part2
イシューの策定、つまり「問題をどう説明するのか」という、『一種の「シナリオ・メイキング」が、イシューブランディングでは重要
となります。』と前回触れさせていただきました。
そこで今回は、その具体的な解決策、あなたの商品に行きつくよう、
どのように「道筋」を立てていくのかについてご紹介していきます。
まずあなたの商品が競合より優れている点、ユニークな点、とにかく
差別化できる点をしっかりとシナリオに盛り込む必要があります。
例えば、子供の肥満の問題を啓発することで、肥満に有効な新しい
健康食品の需要を掘り起こすとします。その場合、あなたの健康食品にしか
含有されていない成分があれば、肥満対策のひとつとして、その成分を
位置付けることが重要になってきます。また、イシュー啓発の成果が
ライバルの支援になることを避けるために、「直接的な」活動との連動も
欠かすことは出来ません。つまり、商品ベースで行う宣伝や
店頭プロモーションです。
こちらは、商品のキーメッセージが重要となります。
つまり、イシューブランディングで「こんなことが問題ですよ」という
メッセージを世の中に広めている間に、商品のほうでは「この商品は
この問題を解決できます」というメッセージを強調したコミュニケーションを
展開するのです。
以前ご紹介した広報戦略の発想法(Part39~40)洗濯機のカビ問題で言えば、
「洗濯槽のカビとアトピーの関連性」というイシューを啓発すると同時に、
「この商品は、アトピーの原因のひとつとも考えられる洗濯槽のカビ除去に
最も効果的です」というメッセージを全ての活動――テレビコマーシャル、
パブリシティ、店頭プロモーション、ウェブサイトなど――で展開します。
仮に実際の商品力で他社との差別化が難しくとも、こういった連動を
タイミング良く仕掛けることで、消費者に「この問題にはこの商品」
という認識を植え付けることは十分可能なのです。
イシューブランディングのような啓発コミュニケーションには、
ここで挙げたような難しさもつきものですが、戦略的に実施すれば
非常に高い効果が期待できます。
また、新商品の登場前にイシューの啓発活動を先駆けて実施しておいて、
潜在需要を掘り起こしておき、満を持して解決策となる新商品を登場させる、
といった戦略もとれます。
その問題がより広く世の中に認知され、インパクトを与えたとしたら、
次のステージであなたの商品はヒーローになれるのです。




