『広報戦略を活用して、ブランドを構築する方法』を配布中。無くなり次第終了しますので、お早めに!
書籍紹介
広報戦略TOP > 広報戦略の発想法 > イシューブランディングはその「シナリオ」がカギ -Part1

イシューブランディングはその「シナリオ」がカギ -Part1
イシューブランディングは、商品ブランドをターゲットの消費者層に直接的に「売り込む」のではありません。
解決すべきイシューを明確化し世の中に広め、その事実を知った人々が
解決策を求め、結果として消費者の目がその商品に向くことになる――
というシナリオを前提とする間接的な手法です。
企業・商品名を前面に打ち出した宣伝広告やプロモーションキャンペーンを
「プッシュ型」のアプローチとすれば、消費者の興味を引かせて商品需要を
喚起することから「プル型」の手法だとも言えます。
こうしたことから、イシューブランディングを行う上で企業名や商品名は
必須ではありません。むしろ、社会的な啓発の側面を持つことから、
コマーシャリズムは極力排除すべきなのです。
啓発の具体的な実施手段としては、イシューに関するシンポジウムの実施や
調査結果の発表などを継続的に行い、新聞やテレビなどのマスコミに取り
上げてもらったり、第三者的な専門家と協力したりします。
どんなにイシューの内容が興味を引くものだとしても、商業的な面が
強調され過ぎてしまうと、こうした活動のハードルが高くなってしまいます。
イシューブランディングは非常に戦略的な手法であるが、成否の最大の
ポイントであり、また最も難しい点は、イシューの設定の仕方です。
その問題が社会の関心を集めるものでなくてはならず、また同時に、
(ここが大切なのですが!)その解決策は「あなたの商品」に落とし
込まれなくてはいけません。
目的はあくまで商品の売上を伸ばすことにあるのです。
その問題を解決できるのが、世の中であなたの商品だけであれば、
さほど問題ではありません。イシューが広がればほぼ自動的にあなたの商品は
売れ始めます。
しかし、ほとんどの場合、そこには他社の存在、つまり「競合品」が同様の
解決策としてノミネートされることでしょう。
ここが最も注意深くならなければならない点です。
下手をすると、あなたが問題の啓発を行った結果、他社の商品がその恩恵に
授かって売れ始めるという、笑えないお話ともなりかねません。
イシューブランディングは、どのように「その問題を説明するのか」、
そのシナリオつくるが最も重要な広報戦略となります。




